- 授業前準備①年間予定とルールの設定
- 初回授業②シラバスの確認とアンケート実施
- 授業2回目前③班分け
- 授業2回目④テーマ設定
- 授業3回目以降⑤探究活動開始
- 7〜8月⑥中間発表/中間評価
- 11〜12月⑥´中間発表/中間評価
- 1〜2月⑦最終発表
- 発表後⑧総括、冊子の作成 ←今回
最後の締めである総括と1年の成果をまとめた冊子の作成を行っていきましょう。
総括
まず最初に中間評価と同じように評価シートのフィードバックを行います。
評価シートの結果の中には、最終発表の結果だけではなく、今までの中間評価で取った平均点数も一覧表に載せたものを作成しておきましょう。
どのような平均点数の推移が分かりやすくなることで、どんな所に注意した結果として、どの程度数字が変わったのかを振り返ることができるようになります。
それぞれの振り返りが終わったら、訂正箇所や質疑応答、コメントなどで寄せられた改善点がある場合は改善と訂正を行い、レポートとスライドをまとめ直して再提出させましょう。
再提出が済んだら「探究活動について学んだことや感想」、「今後の課題や後輩に伝えたいこと」の2項目についてアンケートをとりましょう。
この内容を冊子の巻末に記載して、来年度以降の参考になるような資料にしていきます。
普段のアンケートと同じようにプリントで実施しても良いのですが、発表用スライドなどをデータで作成しているので、折角ならテキスト形式で書かせて各班のUSBなどに保存させるようにすると良いでしょう。冊子にまとめる際も打ち出す手間が省けます。
冊子作り
冊子にまとめる際の項目と構成は以下のようにするのがオススメです。
- 表紙
- 概要
- 1年の流れ
- 担当者レポート(はじめに、取り組み、まとめ)
- 各班の表紙と探究内容(各班のレポートと発表用スライド)
- 生徒からのコメント(探究活動について学んだことや感想、今後の課題や後輩に伝えたいこと)
- おわりに
- 背表紙
上記の一覧のマーカー部分は、カラー用紙などを使うのがオススメな部分です。
差し色を使うことで、グッと引き締まり、項目が分かりやすく、見栄えの良い冊子が出来上がります。
全ての資料がデータとして揃ったらページごとに印刷しますが、部数に関しては
- 授業を担当した教員分
- 受講した生徒分
- 管理職分
- 図書館への献本分
- 来年度の担当職員分
上記を最低数として、何部か予備として印刷しておくと良いでしょう。
製本できるようにページ番号を振って資料を印刷をしておき、机の上に順番に置いておきましょう。下に重ねていくと順番通りになるように置いておくとスムーズに作業が進みます。
最後の授業の際に全員で製本を行いますが、3つの担当を決めておきましょう。1つ目は資料を重ねる担当、2つ目はホチキス留めをする担当、3つ目が留められた冊子に製本テープを貼る担当です。
それぞれの担当を割り振ったら、担当ごとに作業を進めていきましょう。何回も作業を繰り返すことになりますが、人数がいるので教師だけで捌くよりも圧倒的に早く終わります。
冊子が完成し、それぞれの取り分を確保したら、活動は全て終了になります。お疲れ様でした。
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